ハウスクリーニング道場はじめての人が、一人前になるまで

STEP 01 安全と基本の考え方

まぜると危ない洗剤と、
かかると困るもの

ハウスクリーニングで使う洗剤は、家庭用より強いものが多くなります。使い方をまちがえると、けがや事故、お客さまの家の物をいためる原因になります。

塩素系と酸性は、まぜない

カビ取り剤などの塩素系の洗剤と、酸性の洗剤(水垢落としなど)を一緒に使うと、有毒な塩素ガスが出ます。国民生活センターも、浴室のカビ取り剤での事故がとくに多いとして注意を呼びかけています(2026年3月)。

  • 水で流しても安心しない:排水口などに成分が残っていると、あとから使った洗剤と反応することがあります。
  • 酢やレモン汁も酸性:塩素系の洗剤にまざると、同じようにガスが出るおそれがあります。
  • 換気をしながら使う:浴室は窓を開けるか換気扇を回し、狭い場所で長く吸いこまないようにします。

同じ場所で両方を使いたいときは、片方を十分に流してから、時間をあけて使います。迷ったら、使う前に表示を読み直してください。

洗剤がかかると困るもの

アライズの現場で、実際にひやりとしたことがある物です。

  • 床のコーティング:洗浄中の水が垂れて、表面がくもったように見えることがある。
  • テレビ:画面にかかると、映らなくなることがある。
  • 畳:こぼすと色が変わることがある。
  • 植物:かかると枯れてしまう。ベランダや外で使うときは特に注意。

だから養生(覆って守ること)をします。養生を自己流ですませず、先輩のやり方を確かめてから進めてください。

初めての素材は、パッチテスト

在宅の現場では、床材やキッチンの天板など、いろいろな素材に出会います。経験したことのない素材のときは、端の目立たない所で、使う洗剤を試してよいかお客さまに許可をもらってから確かめます。

すぐに色が変わったとき洗剤をかけた瞬間に色が変わって、水で流したら戻ったなら、表面の汚れや石けんカスに反応した可能性が高いです。あわてずに水で流すのが正解です。判断がつかないときは、手をつける前に写真を送って先輩に聞いてください。

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